ザッツ・ニュージーランド By GEKKAN New Zealand
●イラク派遣部隊の早期撤収は考えず
イラクでは4月に治安が悪化したが、政府はイラク復興のために派遣中の工兵部隊について、早急に引き上げる意志のないことを示した。バグダッド西部のファルージャでは、米軍とイスラム過激派との間で戦闘が激化し900人以上が死亡したほか、民間人の誘拐が頻発するなど治安が大きく悪化した。
ファルージャの南、約500 にあるバスラで、給水施設や学校の建設などの人道的支援に当たっているNZ兵61人は、一時的に活動を中止してベースキャンプに退避していたが、バスラ周辺ではNZ軍を標的にした攻撃がないことから活動を再開した。この支援は、今年9月まで継続される予定で、派遣部隊のファガーソン隊長は、「NZ軍には、状況が困難になったからといって、一目散に逃げるという習慣はない」と語った。
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●運転中の携帯電話使用の是非
クライストチャーチで、16歳の少年がサイクリストを当て逃げし死亡させた事件で、事故の原因は運転中に携帯電話のテキストメッセージを送信していたためと分かり、運転中の携帯電話使用禁止の声が高まっている。国土交通安全局(LTSA)の調査によれば、2002年だけで45件の衝突事故が携帯電話の使用に起因すると言う。
自動車協会(AA)は、運転中の携帯電話の使用禁止を政府に求めており、立法化に時間がかかり過ぎていると述べた。それに対しLTSAは、「携帯電話は、違法運転や事故などを警察に知らせるという交通安全に貢献する機能も果たしており、また、運転者の注意をそらす危険性については、運転中の飲食やラジオの操作なども該当するため、禁止の線引きが難しい」と説明した。
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●NYタイムス、NZラムを絶賛
ニューヨーク・タイムス紙に20年以上にわたり、食に関するコラムを執筆している著名なフードライター、マリアン・ブロス氏は、NZ産のラム肉について「手ごろな価格ながら米国産の最高級ラムに匹敵する味」と絶賛した。同氏は、米国内でこれまで食べた最高のラムのうち、そのいくつかはNZ産だったと述べ、二切れ100USドル以上で供される、最高級レストランの骨付きラム肉の味が、NZ産ならはるかに安い価格で楽しめると言う。その理由として、ブロス氏は、NZの羊が草を食べていることによる風味の違い(米国では穀物飼育が一般的)、真空包装されて保冷中に肉が柔らかくなる可能性があること、為替レートによる価格差などを挙げている。
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●NZチーズ・アワード決定
国内の有名チーズ500銘柄がその風味を競い合う「チーズ・アワード2004」がオークランドで開催され、メインランド社のセミソフトチーズ「ファーンデール・ラクレッタ」が今年の最優秀チーズに選ばれた。審査は二日間にわたり、米国から招いたチーズの権威を審査委員長に、NZの著名なフードライターやシェフ、チーズ専門家など23人が19部門にわたってさまざまなチーズを吟味した。
●高い自殺率 政府が対策に本腰
ストレスに無縁に見えるニュージーランダーの自殺率は意外に高い。2001年の15歳から24歳の成年男子の自殺率は10万人当たり31人で、OECD諸国中で最も高く、同年代の女子も同9人で2番目に高いことが分かった。男女を合計した年代別でも、20〜24歳で10万人当たり25人、25〜29歳で同22人となっており、若年層の自殺率が高い。ジム・アンダートン健康副大臣は、従来から力を入れていた青少年の自殺防止対策に加えて、より包括的な対策の検討を約束した。
●ペットと一緒に眠れる墓地
ペット好きのキーウィのために、ついに死んだ後まで一緒にいられる墓地ができそうだ。オークランド・メモリアル・パークでは、この新サービスのために3体分の遺骨を収納できる納骨箱を開発した。ペットや飼い主が死んだ場合は、火葬した上で、一人+2ペットまたは二人+1ペットなど希望する組み合わせで埋葬することができる。この墓地は、現在、保健省の承認待ちで費用も未定だが、保健省の広報官は、この埋葬方法が違法でも危険でもないとの見解を示している。
●暴力的なTV番組を名指し
政府からの委託を受けて、TV番組の暴力的な描写の調査を行ったプラザド博士は、ワースト番組として九つの番組を名指しした。その中には「ジョーン・ドゥ」、「CSI」、「24」、「アメリカズ・モスト・ウオンテッド」に加え、日本の「ポケモン」など、人気番組が多く含まれていた。同博士は、暴力的シーンの時間数が以前より増加しており、憂慮すべき事態と述べた。この調査は、地上局と衛星局を含む8チャンネルの1週間分(527時間)の番組をもとに行われ、暴力的シーンが最も少ないチャンネルとしてTV1を、最も多いチャンネルとしてスカイ・ムービーを挙げている。
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